筋肉痛のときは運動しないほうがいい?筋肉痛をはやく治す方法も紹介
筋肉痛は、筋トレなどによって筋肉が損傷し、炎症を起こしている状態です。そのため、筋肉痛のときは運動を控えるほうが賢明です。無理な運動は損傷を悪化させる可能性があります。なお、筋肉痛を早く治すためには、適切な休息とストレッチが重要です。また、温かいシャワーやマッサージも痛みを和らげる助けになります。
筋肉痛のときは運動したらダメなのか
筋肉痛のときに運動するのはおすすめできません。筋肉痛は、筋トレなどの運動によって筋肉が微細な損傷を受けた結果、炎症が起こっている状態です。この状態で運動をおこなうと、筋肉の回復プロセスを妨げる可能性があります。
さらに、筋肉痛の状態で運動を続けると、筋肉の損傷が悪化し、治りにくくなる恐れがあります。また、筋肉痛の状態での運動は、怪我のリスクも高くなってしまうのです。
筋肉が疲労している状態で無理な動きをすると、筋肉や関節に負担がかかり、捻挫や肉離れなどの怪我を引き起こす可能性があるので注意してください。もし運動をおこなう場合でも、軽いストレッチやウォーキングなどの低負荷の運動にとどめることが大切です。
無理な運動は避け、痛みを感じたらすぐに止めるようにしましょう。運動することはとてもよいことですが、筋肉痛と上手く付き合ったトレーニングを心がけましょう。
筋肉痛をはやく治す方法とは
筋肉痛になってしまうと、朝起きたときから体が辛いでしょう。こちらでは、筋肉痛を早く治すための方法を紹介します。すぐにできる方法ばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。できるだけ早い段階で筋肉痛を治し、普段の生活を取り戻しましょう。
栄養補給
まず、栄養補給を積極的におこなうことが重要です。タンパク質とビタミンB1を含むバランスの取れた食事を摂取し、筋肉の修復や成長に必要な栄養素を体に供給しましょう。タンパク質とビタミンB1を含む食材には、鳥のささみや豚肉、チーズなどがあります。
睡眠をとる
睡眠中は成長ホルモンが分泌され、筋肉の修復が促進されるので、十分な睡眠をとることも大切です。良質な睡眠は、筋肉痛だけでなく全身の疲労回復にも寄与します。そのため、運動をした日は早く寝ることを心がけてください。
軽度の有酸素運動をおこなう
軽度の有酸素運動をおこなうことも有効です。ウォーキングやストレッチなどの軽い運動は、筋肉の血流を促進し、疲労物質を排出するのに役立ちます。ただし、筋肉痛の痛みが強い部位には過度な負荷をかけないようにしましょう。
炎症部分を冷やしてから体を温める
運動後には、炎症部分を冷やしてから体を温めるという方法をおこなっておくことをおすすめします。氷や冷却パックを使って炎症を抑え、その後に温かいシャワーや温めることで血流を促進し、筋肉の緊張をほぐします。また、38度前後のぬるめのお湯で入浴すると、筋肉の疲労除去に効果的とされているので、ぜひ試してみてください。
筋肉痛にならないためにはどうしたらいい?
そもそも運動後に筋肉痛にならなければ、継続して運動を続けることが可能です。そこで、筋肉痛を予防するためのポイントを紹介します。主な3つのポイントに分けてみていきます。正しい知識を身につけて、筋肉痛になりにくい体を手に入れましょう。
水分補給を忘れずに!
まず、こまめに水分を摂る習慣をつけることが大切です。トレーニング中は誰しも汗をかきます。汗をかくと体の中から大量の水分を失いやすく、水分が不足していると、血液が濃縮され循環が悪くなります。これは、筋肉痛になるリスクを高める状態にあるのです。
そのため、定期的に水分摂取をおこない、血流を円滑にし、筋肉に必要な酸素や栄養を効率的に供給しましょう。水分補給は熱中症対策のイメージをお持ちの方も多いかもしれませんが、筋肉痛を防止するうえでも非常に重要なのです。
事前にウォーミングアップをおこなう
また、運動をする前に入念なウォーミングアップをおこなうことも重要です。ウォーミングアップは筋肉や関節を温め、血液循環を促進し、柔軟性を高めます。これによって筋肉や関節への負荷を軽減し、急激な運動によるケガや筋肉痛を予防できます。
筋トレの負荷レベルを考慮する
さらに、筋トレの負荷レベルを考慮することも大切です。初心者が無理な負荷でトレーニングをしてしまうと、筋肉痛やケガのリスクが高まります。徐々に負荷を増やし、筋肉や関節に適切な刺激を与えることで、筋肉痛を予防することが可能です。つまり、常に自身のレベルに合わせた負荷をかけ、トレーニングを継続することが、筋肉痛を予防するための重要なポイントとなるのです。
まとめ
筋肉痛がある際にはできるだけ運動を控えるべきであることや、筋肉痛になってしまった場合の対処法、筋肉痛にならないためのポイントについて紹介しました。筋肉痛の早期回復を促すためには適切な方法が存在します。定期的な水分摂取や入念なウォーミングアップ、そして筋トレの負荷レベルの考慮などが大切です。
これらのポイントを実践することで、筋肉痛を予防し、健康的にトレーニングができるでしょう。身体の状態やトレーニングの内容に合わせて適切なケアをおこない、怪我や筋肉痛のリスクを最小限に抑えながら、健康的な運動習慣を築いてください。